【スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』(ネタバレあり)】孤独な頑固ジジイの感動ストーリー。もふもふ猫のラグドールは重要キャスト!

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こんにちは! モリスギ!編集部のナナです。

お久しぶりの【にゃんこのオススメ】記事。

今回は、コロナ禍でなかなかできない海外旅行気分を映画で・・・と思い、映画『幸せなひとりぼっち』という作品をご紹介します。

もしご存知の方がいれば、かなりの映画通ではないでしょうか?

原題は『En man som heter Ove』、スウェーデン発の作品です。

にゃんこ
にゃんこ
スウェーデンって何にゃ?おいしいの?
サーモンやミートボール料理がおいしいところなんだよ〜!
編集部ナナ
編集部ナナ

主演のロルフ・ラスゴードは、スウェーデンのアカデミー賞と言われる最大の栄誉“ゴールデン・ビートル賞”の主演男優賞を受賞しています。

心の拠り所だった愛する妻に先立たれ、堅く心を閉ざした中年男・オーヴェの、ユーモラスかつ繊細な演技に不思議に終始惹きつけられました。

スウェーデン映画に馴染みのない方にもぜひ観ていただきたい作品です。

作品中盤から出てくる美人猫(猫種:ラグドール)は重要キャスト。もふもふ&かわいらしくて必見です!

映画『幸せなひとりぼっち』はどんな作品?


(※↑公開は終了しています)

『幸せなひとりぼっち』は、2015年公開(現地)のスウェーデンのコメディ・ドラマ映画です。

原題は『En man som heter Ove』、“オーヴェという男”という意味です。

原作は、フレドリック・バックマンの同名小説(2012年刊)。30ヶ国以上で翻訳、200万部以上の出版実績があります。日本でも「幸せなひとりぼっち」としてハヤカワ書房(訳:坂本あおい)から出版されています。

スウェーデンで映画公開されるやいなや、口コミで評判が広がり160万人を超える動員数を記録。後に、スウェーデン映画史上歴代3位という興行成績をおさめ、公開から5ヶ月超の大ロングランに。5人に1人が見た国民的映画として有名な作品となりました。

ドイツ、ノルウェー、韓国、フランス、アメリカでもヒットし、世界17ヶ国で公開。アメリカでは、トム・ハンクスがリメイク版を演じることになり話題になっていますよ!

「にゃんこのオススメ」として紹介している今作品、原作小説ファンに猫好きが多いという理由で、猫の出演が決まったのだとか。後ほど猫ちゃんについては解説していきますね!

この作品は、どこにでもいる「偏屈ジジイ」の物語。とにかく文句ばっかり撒き散らす不機嫌なジジイで周りの人からとにかく疎まれているのですが…。なぜか最初から涙がポロポロこぼれてしまうんです。まずは予告編をどうぞ。

最愛の妻に先立たれて孤独な暮らしを送る中年男・オーヴェが、隣人の移民家族との交流によって、頑なな心を少しずつ溶かしていく感動の物語。

妻に先立たれ、さびしさと悲しみに耐えきれなくなった中年男性オーヴェは自殺を思い立つ。しかし隣に引っ越してきたパルヴァネ一家との交流の中で、毎日のケンカは、いつしか、かけがえのない友情となり、閉じていたオーヴェの心を少しずつ開いていく。不器用なオーヴェが懸命に生きる姿は時に笑いを呼びそして涙を誘う珠玉の物語。

※文章引用:Amazon prime video 映画『幸せなひとりぼっち(字幕版)』より

鉄道局員として働く中年男、オーヴェ。気難しく規律に厳しいオーヴェは、近隣住民に口うるさく注意しまくるような疎まれる存在。

そんな怒りの原因は、最愛の妻を病気で亡くした寂しさから。失意のどん底の中、さらには仕事もクビを宣告され、居場所を失ってしまいます。愛する妻との思い出が詰まった家で過ごす日々。妻の面影ばかり思い出してしまい、妻の元に逝こうと何度も自殺を図ろうとします。

ある日、家の向かいに引っ越してきたイラン人女性のパルヴァネ一家。パルヴァネは妊娠中、無職の夫と2人の姉妹。にぎやかな家族とのドタバタな交流が始まり、オーヴェの自殺も“運良く”ことごとく邪魔されることに。

オーヴェは文句を言いながらも、パルヴァネ一家の困り事を渋々聞きます。実は人好きのお世話好きなんですよね、頑固ジジイ。頑ななオーヴェの心が交流を重ねるごとに少しずつゆるんでいき、自身の過去を打ち明けていくことになります。

※以降、ネタバレを含む感想が続きます。ご注意ください。

もふもふ猫種のラグドール、マジックとオーランドの上品なかわいらしさに癒やされる

にゃんこのオススメ、ということでまずは猫の紹介。

原作小説に猫のファンが多いということで、出演が決まった猫種ラグドール。

毛並みがとても美しく、もふもふもふもふ。上品な猫ちゃんで見ているだけで癒やされます。

登場頻度は思った以上に少なかったのですが、とても重要な役割を担っていました。

映画中盤に、自宅に帰ってきたオーヴェが玄関前に猫がうろついているのを発見します。はじめこそ「どこかへいけ!」と邪険にしていたのですが心根はとてもやさしいオーヴェ、パルヴァネからのおすそわけ料理サフランライスを猫に与えようとしますが、もう姿はなく。

その後、パルヴァネがオーヴェを訪ねてきたときには、猫がオーヴェ宅の玄関前でうずくまっているではありませんか!

凍えている猫。お湯をわかさないととオーヴェの家にずかずかと入り込んでくるパルヴァネ。そしてオーヴェの親友・ルネの太っちょ次男坊までもが来て、震える猫をふくよかな裸に包んであたためてやります。

「ワシは猫は飼わんぞ!」とオーヴェは文句は言いつつも、パルヴァネは「我が家の子どもたちはネコアレルギーだし、誰が面倒見るのよ」と、猫の面倒を見ることを当たり前のように押し付けます。

翌日には、猫を抱いて妻の墓前に話しかけます。「コイツが居候することになった、お前の元に行くのはちょっと遅くなる」と。

不器用でつっけんどんなオーヴェ。猫を迎え入れ、最愛の妻に新しい家族を報告することで、自殺計画はなくなったのです。

とても重要な役割の猫ちゃん、ラグドールでした。

このラグドール、活発な“マジック”と眠るのが大好きな“オーランド”、2匹体制で撮影したそうですよ。

特にラストシーン、オーヴェと猫の2ショットには胸をうちます。思い出すだけで涙が・・・。詳しくは本編をぜひ見てください。

失われたご近所づきあい。孤独解消のために大切なコミュニケーションだと教えてくれる

不器用で偏屈な中年男・オーヴェの孤独を癒やしたのは、引っ越してきたお向かいさんの移民家族でした。

イラン人のパルヴァネは、家に補修する道具も何もないし、地区の規律もわからないからいろいろ教えてほしいと、ズカズカとオーヴェを頼りまくります。

規律に厳しいオーヴェは、文句を言いつつも新しい住民になんとかしてやろうと力を貸します。

その度にキュートな笑顔を振りまくパルヴァネとその子どもたちに、少しずつ心を開いていくんです。

ある日、パルヴァネの夫がハシゴから落ち「病院に連れていって!急いで!」とオーヴェに車を出してほしいと頼みこんできます。

そのときオーヴェは車庫の中で、愛車サーブの排ガスを充満させ自殺を図っていました。結果的にパルヴァネ一家に助けられたカタチです。

「この車くさい!キャハハハ!」「うるさい!車を勝手にさわるな」
子どもたちの声にパルヴァネは笑い、オーヴェは文句を言いつつも一家を見放すことはできず、夫が運ばれた病院へ連れて行きます。

病院に着き、待合室でパルヴァネの子どもたちの子守をすることになったオーヴェ。絵本を読んであげたり、ピエロにチップを渡して子どもたちを喜ばせようとします。

心根はとても面倒見がよくやさしいオーヴェ。パルヴァネも子どもたちもそのことをわかっていて、頼っているのでしょう。

また別の日には、妊娠中という身重の体で免許を取得したパルヴァネの教官となり、オーヴェの愛車サーブで路上教習に付き合ったりも。後方車に煽られてパニックになるパルヴァネを激励して、煽った若者に対してはこっぴどく叱責します。

運転が怖いと自信喪失するパルヴァネ。「あんたは戦地から命がけで逃げてきたんだ、これくらいなんだ、自信を持て」と力強い言葉で彼女を守るのです。

いつのまにか頼ってくれる隣人に心を許し、力を貸すオーヴェ。それこそが彼自身の生きる力になっていました。

このシーンは、シビれましたよ。オーヴェの愛があふれていて・・・。怒っている人は、実は悪い人ばかりではないんですよね。。でも誤解を招く態度だからもったいないなとは思います。

とにかく、ご近所付き合いが孤独を解消するというのは、全世界共通なんですね。

怒りの根っこは寂しさ。オーヴェの生き様に涙

映画『幸せのひとりぼっち』は、どこにでもいる「偏屈ジジイ」の物語です。

映画序盤から、文句たらたら怒ってガミガミなオーヴェ。ああ、こんなジジイ、日本にもたくさんいるよなあ・・・と、なぜこんな映画が支持されるんだろうとはじめは不思議に思うわけです。
怒っていたり自殺を試みている人を見ているのは、映画と言えども精神的にキツいですよね。でもちょっと辛抱して鑑賞していてください。

自殺を図る度に、オーヴェの過去が走馬灯のごとく駆け巡ります。

母を幼少期に亡くし、口数の少ない父親に育てられました。スキンシップで愛情を示す父親ではありませんでしたが、オーヴェは鉄道工として真面目に働く父親を尊敬していました。その最愛の父親を事故で亡くし、仕事仲間の嫉妬から職場を追放されることに。

そのタイミングで、後の妻となる女性・ソーニャと出会います。太陽のように明るく前向きな彼女に少しずつ惹かれ心を通い合わせていきます。職も家も失ったのを気にして伝えられずにいたs−ニャへのプロポーズの言葉。ポジティブな彼女が言葉を引き出して、晴れて結婚!

ふたりの幸せな生活が始まります。それもつかの間、またしても悲劇が起こります。この先は本編をぜひ観てください。

彼の人生に妻・ソーニャが寄り添ってくれて本当によかったなと、彼が不機嫌になるたびにそう感じます。失意のたびに、ソーニャが太陽のようなまぶしさを放って自身の人生を歩み、同時にパートナーのオーヴェも支えます。ソーニャがオーヴェをはじめとする世の中から“ちょっとはみ出した人々”に与えた安心感は計り知れません。

ソーニャの死後は、引っ越してきたパルヴァネが“ちょっとはみ出した人”(=オーヴェ)に魅力を感じ、困り事があるたびに声をかけ続けてくれました。

彼女たちに共通していることは、怒っている人の「怒の部分」ではなく、施されたことに人間性を見出し、信頼を寄せること。世話を焼く人は、基本的に心根が優しいことを知っています。

近所から疎まれていたガミガミおじさんのオーヴェ。静かなラストシーンで、彼が周りからどう思われていたのかがよくわかりますよ。

人生を豊かにするヒントは、人を信頼し、心を開くことにある。どこにでもいる普通のおじさんの一生が教えてくれました。

映画『幸せなひとりぼっち』、まとめ

現在2021年5月22日、全世界でいまだに新型コロナ感染症は収束しないまま。世界が不安に襲われ、孤独と向き合っていることでしょう。

こんなときこそ、周りの人の助けを借りる。物理的に離れても心はつながりオープンにしていく大切さを教えてくれました。

ご近所付き合いの大切さを改めて感じさせるストーリーでしたが、猫もまたそのひとつの要因だったとは! 猫を“居候”として迎え入れ、いつのまにか“家族”となっていました。猫は日常の愛おしいひとこまに欠かせない存在ですね。

人とつながるということは、家族の絆のように、心をオープンにして支え合うことなのかもしれません。

また、もうひとつの映画の楽しみ方はインテリア鑑賞。オーヴェ邸の、ソーニャが設えたであろう北欧インテリアの数々もまたとても素敵です。

ぜひご覧くださいね!

映画『幸せなひとりぼっち』公式サイト

※動画配信サイト
AmazonPrimeVideo

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