【ドラマ『おじさまと猫』】孤独だったおじさまと愛猫ふくまるの交流が愛おし過ぎるストーリー

こんにちは! モリスギ!編集部のナナです。

今回のにゃんこのおすすめは、ドラマ『おじさまと猫』です。

にゃんこ
にゃんこ
猫のふくまるは、ぬいぐるみでの登場にゃんだよ♪
草刈正雄さん&ぬいぐるみのドラマ!想像できない…!
編集部ナナ
編集部ナナ

『おじさまと猫』は、毎週水曜日深夜0時58分から放送中のドラマ。

え、深夜ドラマって
ホラーだったりちょっとエッチだったりするんじゃないの…?
「にゃんこのおすすめ」で紹介して大丈夫なの?

こんなふうに、ちょっと不安に感じる人もおられるのでは?

いえいえ、心配ご無用。タイトルの通り、エレガントで上品なおじさまとまあるい猫ちゃんが、お互いを慈しむ愛情たっぷりのドラマなんです。

でも、猫は本物じゃなくて、ぬいぐるみなんでしょ?
違和感!

という方にも、ぜひ一度は観ていただきたいです。ふくまるの声を担当する神木隆之介さんの声がまたほんわかかわいらしくて。なんてことのない日常が、ファンタジーのような世界観になるんですよ。

「愛し愛されるとは」のテーマを、人間と動物の垣根を越えて教えてくれるとてもハートフルなドラマ。ご紹介していきましょう!

ドラマ『おじさまと猫』はどんな作品?


(※画像出典:プレミアム・プラットフォーム・ジャパン

『おじさまと猫』は、2021年1月6日(水)からテレビ東京系列の放送局で放映中のテレビドラマです。

原作は、桜井海(さくらいうみ)さんによる同名コミック。ガンガンpixiv、月刊「少年ガンガン」で連載中、累計発行部数170万部を超える大人気コミックです。インターネットを中心に、口コミで人気が広まっていきました。


(※画像出典:プレミアム・プラットフォーム・ジャパン

主人公の神田を演じるのは、草刈正雄さん。エネルギッシュでハードボイルドな役を演じれば、その圧倒的な存在感に誰しもがうならされるダンディー俳優として有名。その草刈さんが、「妻に先立たれた、心配性な孤高のピアニスト」のおじさまに扮します。


(※画像出典:プレミアム・プラットフォーム・ジャパン

この画像をみるとわかりますが、猫に愛情をそそぐ穏やかなおじさまそのものです。そして某媒体でのインタビューではご自身も家族とチワワに癒やされる日々を送っておられるとのこと。どうりで、やさしさあふれるナチュラルな演技なわけですね。

そして、神田の愛猫ふくまるの声を担当するのは、神木隆之介さん。コミカルでかわいらしくて、それでいてユニークで。“ブサ猫”ふくまるに、命を吹き込みます。ぬいぐるみの動きも巧妙なのはもちろんですが、神木さんの声をのせることにより、より表情豊かなリアリティーのある猫に。

ドラマとして、はじめは少し違和感があります。しかし、次第にお二人がつくるキャラクターのやりとりに、どんどん引き込まれていきますよ。

妻に先立たれて以来、ふさぎこんだ日々を送っていた世界的有名ピアニスト・神田冬樹。そんな神田がある日、ペットショップで売れ残っていたブサ猫のふくまると出会う。動物が苦手にも関わらず、一目で惹かれてしまった神田は、思わず「この猫をください」と告げる。神田にとってふくまるとの生活は驚きの連続だったが、次第に笑顔を取り戻していく…。
※文章引用:ドラマ『おじさまと猫』公式サイトより

“愛されることを諦めていた猫と、孤独だったおじさまの心温まる日々を紡いだハートフルストーリー” 。 ドラマの魅力を深堀りしていきますね!

※以降、ネタバレを含む感想が続きます。ご注意ください。

妻に先立たれたおじさまと売れ残った猫。それぞれの孤独を埋めるもの

ふくまるは、ペットショップで誰かに飼われることを待っている、エキゾチックショートヘアーのオス猫。「ブサイク」と言われ続け、他の犬猫はどんどん飼い主が決まっていきます。1年後、価格が底値になっても売れ残ってしまうふくまる。ついに別の場所への移動への噂を耳にしてしまいます。

そこに、妻に先立たれてから1年、ふさぎ込んでいた一人のおじさま・神田がペットショップに訪れ、ふくまるのケース前に立ち止まります。

孤独を感じていた猫と、独居シニアの神田との出会い。神田はふくまるに一目惚れ。ふくまるは別の場所に連れていかれることなく、神田の家族になることが決まりました。

これは第1話の最初のシーンです。ふくまると本物の犬との掛け合いで、コミカルには描かれます。しかし、ペットショップで売れ残ってしまった動物たちの末路を想像するだけで、とても悲しい気持ちになってしまうのですね。

ペットショップで売られるために生まれ、見た目が他の猫と違うからと誰にも選ばれてもらえない。どんなに孤独を感じることでしょうか。想像を絶します。

人間は、神田のように頑なな心をほどいて一歩踏み出す力があれば、孤独から抜け出せます。しかし、ペットショップの狭いケースの中で飼い主を待ち続ける猫は、人の手がないと孤独から抜け出すことができません。

つまり、人の手で生み出された猫は、人間のお世話がなければ生きてはいけないし、幸せになれないのです。

そこで、映画『ねことじいちゃん』で監督を務めた岩合光昭さんの言葉が胸に響きます。

猫が幸せな世界は、人間も幸せになる

「パパさん、ほんとにぼくをもらってくれるのにゃ?」「名前をつけてくれるのにゃ?」のふくまるの驚きを隠せない切ない声に、編集部ナナは思わず涙がこぼれました。

こんな体験を待つ猫たちが、世の中にはとてもたくさんいるのだと思い知らされた瞬間です。

人間の都合で、猫を孤独にさせないようにしていきたいものです。

猫も家族。心配にも不安もあって当然

第4話、ふくまるの去勢手術が必要と知った神田。

ハムスターや金魚は飼ったことはありますが、犬猫などの中型哺乳類は飼ったことのない編集部ナナ。これまで「犬猫の去勢手術をするのは、当然飼い主のすべきマナー」と思い込んでいた節がありました。

しかし、編集部ナナは間違っていました。大切な家族の体にメスが入るのは、不安で心配で仕方のないもの。
手術を前に、神田はふくまると離れることを何度もためらい、ギュッと抱きしめます。

そんな神田に担当獣医師は苦笑い。でも手術を終えたふくまるにこう伝えます。「ふくまる、いい飼い主さんに出会えてしあわせだね」と。

また、神田がピアノ講師としてつとめる職場の人々もとてもあたたかいのです。

猫の去勢手術に大きな理解を示し、猫に直接的な痛みを感じさせる罪悪感を持つ神田にも心を寄せて。

ドラマに登場するすべての人が、「猫は家族」という共通認識でもって深い愛情を示しており、観ているととてもやさしい気持ちになれるのです。

表情豊かなふくまるが、とにかくかわいい!


(※画像出典:プレミアム・プラットフォーム・ジャパン

ドラマの大きな見どころのひとつが、なんといっても“ぬいぐるみ”として本物の猫を演じているふくまるでしょう!

一般的なドラマでは、猫は猫としてそこにただ自然体でいるだけ。『おじさまと猫』では、猫の人間への気持ちを表現するため、ぬいぐるみと声優という方法をとっています。

これが思いの外、笑えるし泣けるしで、心を揺さぶってくるのです。動きも表情も、声もかわいくて、とても愛おしいふくまる!

第3話、神田が仕事に出かけるため、初めてふくまるを一匹で留守番させることになります。 ペットのいる方々には“あるあるネタ”なんでしょう。(※編集部ナナは、人間の都合で動物をひとりでお留守番させることが耐えられなくて、飼えないという本音も持ち合わせています・・・)

でも、やっぱり、やっぱり、さみしいにゃ〜。パパしゃ〜ん。

この透明の壁がきらいにゃ。声も届かないにゃ。

パパさんが大好き!離れたくない!と、小さなからだ全体で表現する幸せいっぱいなふくまるを見てください。 人を愛すること、愛されることの素晴らしさを改めて感じられますよ。

まとめ


(※ふくまるの猫種は、このエキゾチックショートヘア。口元が特にキュートですね♪)

ドラマ『おじさまと猫』は、ひとつの家族の物語です。

ぬいぐるみが登場することで「女性や子ども向けのドラマ」と先入観を持ってしまうかもしれません。でも一度ドラマを観ると、飼い主と猫が心を通わせ合うリアルなストーリーに胸を打たれます。

猫の気持ちを表現する手段として、ふくまるはあえての“ぬいぐるみ”の姿で視聴者にしか聞こえない「飼い主への想い」を発します。

これこそが、特にペットに動物を飼っているすべての方にへダイレクトに心に届くんですよね。ドラマを観ることで、ペットへの愛情を再確認できることでしょう。

回を重ねるごとに、おじさまとふくまるの絆が深まり幸せいっぱいになる様子に、観ている側も幸せをわけてもらえ、涙がとまらなくなりますよ。

閉塞感につつまれ混沌とした現代だからこそひたりたい、愛情にあふれたストーリー。そして、自身のあしもとの幸せを再確認できるきっかけにも。ぜひご覧くださいね。

ドラマ『おじさまと猫』公式サイト

放送局
・テレビ東京・大阪 毎週(水)深夜0:58
・テレビ愛知 毎週(水)深夜2:05
・テレビ北海道 毎週(日)深夜1:35
・びわ湖放送 2/20(土)深夜0時スタート

※動画配信サービス「Paravi」にて、毎週水曜日21:00最新話を先行配信中

※視聴が難しい方は、『おじさまと猫』原作コミックスで世界観をお楽しみください
pixivコミック『おじさまと猫』

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ロケ弁当「楽GOHAN」公式エンタメ応援キャラクター「にゃんこ」について

こちらは、出会えた猫ちゃんと最後まで過ごして欲しいという想いを込めた作成した、絵本の朗読動画です。
<にゃんこから10の手紙>

「にゃんこ」がミュージックビデオになりました!
<Answer〜ニャンダフルライフ>



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