【和光市】池脇千鶴演じる笛吹新の職場はどこ?ドラマ『その女、ジルバ』編〜Googleマップで見られるドラマの埼玉ロケ地特集

こんにちは! モリスギ!編集部のナナです。

今日のバーチャルロケ地特集は、ドラマ『その女、ジルバ』です。

民放の連続ドラマの主演としては9年ぶりの登場、池脇千鶴さん。

筆者が映画『ジョゼと虎と魚たち』以来、久しぶりにお見かけした池脇千鶴さんとはまったくの別人が画面に。

人生崖っぷちのアラフォー独身女性をリアルに表現すべく、猫背や目の下のクマ、少しぽっちゃり体型にポテポテとした歩き方・・・! 池脇千鶴さんの体当たりの役作りにはただただ驚かせられます。

そして、『ジルバ』の世界観を色濃いものにするのが、超高齢熟女たち。 80歳オーバーの草笛光子さんや草村礼子さんをはじめ、年齢をまったく感じさせないパワフルな俳優陣に見ているだけで自然と笑顔がこぼれ、含蓄ある言葉には涙がこぼれ、みるみる元気がわいてきます。

さて、メインとなるシーンに埼玉ロケ地が登場しました。 ドラマの内容とあわせてご紹介していきますよ!

ドラマ『その女、ジルバ』はどんな作品?

『その女、ジルバ』は、2021年1月9日から放送がスタートした、東海テレビ・フジテレビ系列土曜23:40〜のテレビドラマです。

原作は、有間しのぶさんの同名コミック。 2019年第23回手塚治虫文化賞・マンガ大賞に入賞した話題作です。人生に迷った“しがない”アラフォー独身女性が再生していくストーリーだけでなく、戦禍のブラジル移民や東日本大震災についても言及。丁寧に取材を積み重ねたという説得力あるキャラ設定やストーリー展開に、読む人をぐいっと引き込みます。

実写化が決定して大注目されたのが、主人公の笛吹新(うすいあらた)を演じる池脇千鶴さん。民放の連続ドラマ登場は、実に9年ぶり。映画の世界で難役をこなしてきた、確かな演技力を持つ俳優のひとりです。

その期待を裏切らず、『ジルバ』第1話から未来が真っ暗なアラフォー女性をリアリティーのある完璧なビジュアルで登場。腫れぼったいまぶた、まるまった背中、ポテポテと脱力して歩く姿、目の下のクマ。「池脇千鶴さんってこんなお顔だった・・・?」と思い出せないほどの、見事な役作りです。

そして、ドラマの華やかなパートを彩るのが超熟女バー「OLD JACK&ROSE」。豪華すぎる出演俳優を並べますよ。

・くじらママ・久慈きら子を、草笛光子さん(87歳)
・ひなぎく・菊子を、草村礼子さん(80歳)
・エリー・花富屋敷衿子(はなやしきえりこ)を、中田喜子さん(67歳)
・チーママ・大田原真知(元ホステス・直木賞作家)を、中尾ミエさん(74歳)
・ナマコ・七子を、久本雅美さん(62歳)
・マスター・蛇ノ目幸吉を、品川徹さん(85歳)

お名前と年齢を見るだけで目眩がしませんか? 独身女性自虐ネタでおなじみの久本雅美さんがいちばんお若いですね。

ただただ豪華。深夜ドラマ・コロナ禍でこの面々を集めて製作にチャレンジする姿勢に、心からの拍手を送りたいです。

そして、主人公・新のアラフォー独身女性仲間に、同僚のみか役・真飛聖さん(44歳)、チームリーダーのスミレ役に江口のりこさん(40歳)とリアルな年齢設定かつ実力派が揃います。

アラフォー女性だけでなく、閉塞感のある現代のコロナ禍を生きるすべての人の心に刺さるドラマです。ぜひともチェックしていただきたいです!

笛吹新(うすいあらた)40歳。大手百貨店のアパレル販売員として勤めていたが、左遷で倉庫部門へ出向。かつて婚約していた彼は、別の女とまさかのデキ婚。公私共々うまくいかず、人生崖っぷち。

職場返りの道すがら、うずくまっていたおばあちゃんを助けるも、心の中で「女ひとりで生きていくのか・・・」と現実を目の当たりにしさらにショックを受けます。

傷心の中「時給2,000円以上 ホステス募集 40歳以上」の張り紙を見つけます。迷いはありつつも心の衝動のままに「BAR OLD JACK&ROSE」の扉をあけると。華やかなドレスに身を包んだ、50〜80歳の高齢女性がニコニコ元気に“ホステス”として働いていました。

常連客に対して、軽やかなトークとダンスを披露、悩みを聞いて受けとめて笑いに変えて。その場にいる人たちを和ませていきます。

そんなパワフルで前向きな“ママたち”の姿を見ているうちに、新にも心の変化が! アララとしてバーでアルバイトすることになった新は、少しずつ生き生きとし始めます。

ママたちの人生に触れ、同年代の同僚たちの悩みにも寄り添い。笑って泣いて、また起き上がって。新の人生の向き合い方が変わっていきます。

新の再生ストーリー、最終回まで楽しみですね!

見逃した方は、動画配信サービス「FODプレミアム」でぜひチェックしてくださいね。

Googleマップで『その女、ジルバ』埼玉ロケ地をみてみる☆

『その女、ジルバ』登場している埼玉ロケ地は、和光市です。

池脇千鶴さん演じる新の働く職場と、通勤風景なんですよ。

Googleマップ搭載、ストリートビューの使い方

Googleマップの「ストリートビュー機能」を使って、世界中の名所をめぐることができます。
使い方は簡単ですよ。

1.スマートフォンに「Google Maps」アプリをダウンロード
2.「Google Maps」アプリを開く
3.検索窓で目的地を検索
4.ヒットした地図の左下にある、反時計回りの矢印が書かれた小さな写真をタップ

この流れで、ストリートビューを楽しめます。
見たい景色を見るには、画面をスクロールしたり、拡大したりします。

地図上で見たい場所を長押しすると、赤いピンで指定されます。ストリートビューが見られる場所には小さな写真が左下に出現します。

池脇千鶴演じる笛吹新が働く「大東百貨店サービス第一物流センター」は、和光市の「新日本工業株式会社」


(※写真はイメージです)

新の働く職場「大東百貨店サービス第一物流センター」。新は、元々働いていた百貨店からこの物流センターに出向を命じられ、いつリストラに遭うのか崖っぷち人生を送っています。

主な仕事は、商品の仕分けと荷運び。朝は職員全員でラジオ体操し、昼のランチタイムは屋上で手作り弁当です。チームマネージャーのスミレと同僚のみかといっしょにお昼休憩を過ごします。

この住宅街の一角にある小さな物流センターは、和光市にある新日本工業株式会社です。

建物全体と、倉庫部分がロケーションとして使われているようですよ。

ペンキでちょっと汚れた壁のある屋上の風景は、しがないアラフォー女子のランチ場所としていい味が出ています。

<アクセス情報>
・施設名:新日本工業株式会社
・住所:埼玉県和光市白子3ー26ー41

池脇千鶴演じる笛吹新の通勤途中に登場する河川は、和光市の「白子川」


(※写真はイメージです)

第2話で、新が職場へ通勤するシーンが2つ登場します。

ひとつめは、現職場の課長で元カレでもある前園に対する不満をブツクサ言いながら川沿いを自転車で走るシーンです。

このシーンの新たの顔の表情と言ったら! “ぶさいく”のワードがぴったりでしたよね。池脇千鶴さんの面影はいっさいない、心身ともに腐れきった新がどアップで画面に映し出されました。

次のシーンは、ダンスを習ったあとの、生き生きとした表情でさっそうと職場へ徒歩で向かう新。
いつもまるい猫背の新がおしゃれに身を包んで、背筋をピシっとしている姿。引きのカメラワークで周りの風景は地味で新の姿は小さかったのですが、それでも新の心持ちががらっと変わったとわかるとても印象的なシーンでした。

そのローケーションの川は、和光市にある「白子川」です。

ちなみに、不満を垂れながら自転車を走らせるシーンは「白藤橋」付近の道路、おしゃれをして職場に向かう新が歩いていた橋は「水木橋」でした。

なんでもないよく見るような普通の風景が、新に共感してしまう要素のひとつかもしれないですね。

<アクセス情報>
・施設名:白子川
・住所:埼玉県和光市白子3ー25
(※住所は「白藤橋」を表記しています)

まとめ

今回は、ドラマ『その女、ジルバ』の埼玉ロケ地、和光市の「新日本工業株式会社」と「白子川」をご紹介しました。

第1話では、グチの垂れ流し工場だった“しがないオバサン”の新が、超熟女バー「OLD JACK&ROSE」のホステス・アララになってから魅せるキュートな表情には、胸がときめかずにはいられません。

老けたり若返ったり。コロコロと変化する池脇千鶴さんのその表情は、まるでジブリ映画『ハウルの動く城』のヒロイン・ソフィーのよう。老婆にされたソフィーが、美しい魔法少年ハウルに恋して、若い姿に戻ったりおばあちゃんになったりを繰り返すのですね。

リアルでそれが表現できてしまう池脇千鶴さんの体当たりで自然な演技、そして草笛光子さんをはじめとするパワフルな熟女ママたちの芯からにじみ出るかっこいい美しさに、大注目です!

参考サイト:
『その女、ジルバ』公式Webサイト

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