映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』編〜Googleマップで見られるドラマのロケ地特集

こんにちは！　モリスギ！編集部のナナです。

今日は、夏の終わりにぜひ観ていただきたい作品をご紹介します。

埼玉県秩父市が舞台の劇場用アニメ作品「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」（通称「あの花」）です。

高校生5人が恋愛、友情、喪失といった出来事と向き合い、それぞれのみずみずしい感性に胸を打たれる素晴らしい作品です。

「大人も泣けるアニメ」として話題を呼んだのも納得、胸キュンポイントが満載で登場人物に感情移入してしまいます。鑑賞が終わってからの余韻が心地よく後を引くんですよ。

初回は2011年放送と9年前の作品ですが、秩父を聖地巡礼するファンはいまだ後を絶たず、多くのファンを魅了し続けています。

「あの花」の魅力と、舞台となっている秩父の名所をご紹介します！

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」はどんな作品？

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は、2011年4月〜6月にフジテレビ系の深夜アニメ枠で放送された作品です。

全11話からなる完全オリジナルストーリーを経て、2013年7月に劇場版が公開されました。さらには、2015年9月には実写ドラマとしても放送されるほどの人気ぶりです。

「あの花」は、５人の高校生（超平和バスターズのメンバー）がこども時代の幼馴染（めんま）の不慮の死に罪悪感を抱き葛藤しながらも、友情を通じて絆を深めていくという、若者の成長を描く作品です。

まだ劇場版のみしか観れていない筆者からすると、テレビ版全11話から劇場版を観るのがおすすめです。ストーリー全体の流れを理解した上で劇場版に臨んだほうが「あの花」の世界観によりひたれるでしょう。

まだ「あの花」を見たことのない読者のみなさんは、テレビ版の視聴からぜひ。
（※Netflixやアマゾンプライム、FOBプレミアムなどで配信されていますよ）

作品の魅力はなんといっても、アニメの内容とは思えない、大きく感情を揺さぶり続けるストーリー展開。小学生時代に事故死したヒロイン“めんま”をめぐり、“超平和バスターズ”の５人がそれぞれに揺れ動く感情と向き合い、時にぶつかりながら大きく成長していきます。

「幼馴染の死」という喪失感、変わらない友情、そして交差する恋愛感情。思春期という多感な時期にぶつかる多くの壁に悩みながらも、まっすぐに向き合う若者の姿には、大きく胸を打たれます。

大切な仲間、傷つけたくなくても、照れ隠しでつい言ってしまうことだってある。男女だからこそ、芽生えてくる感情。好きな人を独占したい気持ち、恋敵にわいてくる嫉妬心、そして恋愛感情なのか友情なのかわからない、もどかしさ・・・。

繊細な情動の描写や、タイミングよく流れてくる音楽に涙腺決壊スイッチオン・・・（号泣）

このみずみずしい６人の成長と心の葛藤をあたたかく包み込んでいるのが、秩父の自然や街並み。このロケーションを見事なまでに二次元に再現した、美術担当のすばらしい技術にはただただ感服です。

「大人も泣ける」の意味、アラサーからアラフォー世代のみなさんにはシビれる演出が。

後半のとあるシーンでの挿入歌が、ストーリーをさらに感傷的に盛り上げます。

君と夏の終わり　将来の夢
大きな希望　忘れない
10年後の8月　まだ出会えるのを信じて
最高の思い出を…

伝説のガールズロックバンド“ZONE”による「secret base〜君がくれたもの〜」のカバーバージョン。リリースされた時期は全然違うのに、不思議に「あの花」の世界観そのものでした。

来年の2021年8月は「あの花」放送から10年後。熱心なファンの間には、何かイベントがあるかも？とささやかれています。

夏の終わりにぴったりの「あの花」。アニメが苦手な人にもすすめたくなるストーリーです。

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台、埼玉県秩父市とは？

「あの花」は埼玉県秩父市をモデルに描かれています。秩父市は埼玉県の西部に位置し、埼玉県最大の面積を誇ります。

西武秩父線で池袋から１本で訪れてしまえる便利さ。都会から日帰りできる自然豊かな観光スポット「秩父・長瀞エリア」として人気がある場所です。

そこに「あの花」の大ヒットで、アニメファンの聖地巡礼の地としても有名になりました。

また秩父市は、脚本担当の岡田麿里（まり）さんの出身地でもあります。ロケーションとして秩父が選ばれたのは、幼少期を過ごした思い出深い土地といった理由もあるのかもしれません。

Googleマップで、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台をみてみる☆

「あの花」に登場するスポットを紹介していきましょう。アニメで見たシーンがリアルにそこにある興奮、ファンなら見逃せないですよね。

ロケ地の代表的な場所は、ポスターのキービジュアルに使われている旧秩父橋や旧秩父橋横の階段、秩父札所十七番実正山・定林寺（じょうりんじ）です。

Googleマップ搭載、ストリートビューの使い方

Googleマップの「ストリートビュー機能」を使って、世界中の名所をめぐることができます。
使い方は簡単ですよ。

１．スマートフォンに「Google Maps」アプリをダウンロード
２．「Google Maps」アプリを開く
３．検索窓で目的地を検索
４．ヒットした地図の左下にある、反時計回りの矢印が書かれた小さな写真をタップ

この流れで、ストリートビューを楽しめます。
見たい景色を見るには、画面をスクロールしたり、拡大したりします。

地図上で見たい場所を長押しすると、赤いピンで指定されます。ストリートビューが見られる場所には小さな写真が左下に出現します。

劇場版ポスターのキービジュアルに使われている「旧秩父橋」と「旧秩父橋横の階段」

ポスターのキービジュアルに使われているシーンで有名です。

赤レンガ敷石の旧秩父橋と、ケーブルが斜めに張り出された秩父橋との対比がとても印象的な風景。

秩父橋横の階段は、こども時代のじんたんとめんまが心の距離をぐっと縮めた場所です。じんたんがかっこいい一言をめんまに掛けるんですよね・・・。このさりげない男気は好きになっちゃいますよ☆

映画のシーンを思い出しながら、この場所でかばんを手すりに引っ掛け、階段に座り、ニンテンドーDSかスイッチをするのは鉄則です。

Googleマップでは、登録されている写真でアニメそのままの旧秩父橋や階段下の風景を、ストリートビューでは秩父橋から旧秩父橋を眺めるかたちでまた違った風景を楽しむことができますよ！

＜アクセス情報＞
・施設名：旧秩父橋
・住所：埼玉県秩父市阿保町12ｰ3759番地1
・駐車場：なし

秩父札所十七番実正山・定林寺（じょうりんじ）

秩父札所十七番実正山・定林寺は、「あの花」のストーリーの中でも秘密基地に次いで重要な舞台です！

こども時代の超平和バスターズが学校終わりに集まって、かくれんぼなどをして遊んだ場所。お堂前でゆきあつが飲んでいたジュースを飲むのはテッパンでしょうか。

定林寺は、県指定の文化財にもなっています。納経所では「あの花」の絵馬も販売されています。奉納された絵馬コーナーは必見ですよ。

Googleマップでは、検索窓に「埼玉県　定林寺」と入れればヒットします。Googleマップ上に登録された写真でロケ地に訪れた気分を味わえますよ。

＜アクセス情報＞
・施設名：秩父札所十七番「実正山・定林寺」
・住所：埼玉県秩父市桜木町21ｰ3
・駐車場：あり（無料）
・電車の場合：JR秩父線「秩父駅」から徒歩15分

まとめ

今回は、映画「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を紹介しました。

放送から9年経過してもなお、幅広い年代に支持され続ける超感動作。若者の繊細な心の動きが見事なまでに描写されています。

そして、秩父の町並みや自然の風景も、若者のみずみずしい心の内を表しているかのようにとても美しいです。実際に訪れたくなりますよ。

他の具体的なロケ地が知りたい場合は、リアルで訪れることをおすすめします！

秩父市は、「あの花」をきっかけに町おこしがさらに盛んになりました。秩父市の観光案内所他で無料配布されている聖地巡礼マップ「めんまのおねがいさがし in ちちぶ 舞台探訪」を手にして、「あの花」の世界観に浸りましょう！

「あの花」はNetflixやアマゾンプライム、FOBプレミアムなどで動画配信されています。

夏の終わりをしみじみと感じさせてくれる作品、ぜひチェックしてくださいね！

参考サイト：
・「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」公式Webサイト

・秩父橋　埼玉県公式Webサイト

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書いた人

  • ナナのイラスト ナナ編集部

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