人間の心の闇が恐い…!映画『来る』編〜Googleマップで見られる埼玉ロケ地特集

こんにちは! モリスギ!編集部のナナです。

埼玉県吉川市がロケ地になっている、2018年公開の映画『来る』をご紹介します。

編集長フジタ
編集長フジタ
そういえば、映画『来る』で300こ以上のお弁当を配達したことがあるよ

編集長!これは読者のみなさんに紹介しなければ・・・!勢いづくも、ジャンルは“ホラー”ではないですか・・・!

編集部ナナ
編集部ナナ
ナナは、ホラー映画が苦手!夜になんて絶対に観られない・・・!

しかし、最恐エイターテイメントと名打たれたこちらの作品。実際に鑑賞すると、笑いの要素もほどよく織り交ぜられていてとてもおもしろかったですよ!

俳優陣には、岡田准一さん、妻夫木聡さん、松たか子さん、黒木華さん、小松菜奈さん他豪華なお顔がずらり!
中でもタレント霊媒師役の柴田理恵さんの演技にはシビれました・・・!
見応え抜群です!

ホラーが苦手な人でも、ゾクっとしつつも楽しめる内容となっています。

それでは、モリスギ!初となるホラー映画『来る』と埼玉ロケ地をご紹介します!

映画『来る』はどんな作品?

映画『来る』は、2018年12月に公開された劇場用作品です。

監督は、『嫌われ松子の一生』『告白』『渇き。』で知られる鬼才、中島哲也さんです。CMディレクターとしても数多くヒットを生み出し、映像表現の領域でその才能をいかんなく発揮されています。

原作は、第22回日本ホラー小説大賞受賞作「ぼぎわんが、来る」(澤村伊智著/角川ホラー文庫刊)。348編の中から選出された、どんどん読み進めたくなるテンポのいいホラー作品だそうです。

原作での「ぼぎわん」のワードが、映画ではカットされました。ですので、観客には姿かたちのみえない“あれ”を想像しなければいけません。その自由度が、ゾクっとする上質なホラー要素なのかもしれないですね。

オカルトライター野崎を演じる岡田准一さんによると、「怖くて台本がなかなか読めなかった」とのこと。実体のない“あれ”を想像しながら役作りに励まないといけない俳優という仕事は壮絶です・・・。

絵に描いたようなしあわせそうなファミリー、田原家の馴れ初めから映画ははじまります。

しかし、田原秀樹(演:妻夫木聡さ)は身の回りで霊的な異常な現象が相次いで起こって怯えていました。職場の同僚が田原に取り次いだ客人をきっかけに、同僚が不審な死を遂げます。その後自宅ではお守りが切り裂かれ、物がグチャグチャに荒らされる怪奇現象が。

どうやら田原には何かよからぬものが取り憑いている様子。田原の身に覚えがあるのは、幼少期の頃の記憶です。“あれ”の声が頭の中に蘇ってきます。

“あれ”を退治するために、田原はオカルトライター野崎に相談を持ちかけます。その後もケガレを多く吸い込んでいった“あれ”の力は強力になっていき、取り返しのつかない状況に。

最終的に、日本一の霊媒師琴子が動きます。全国各地から屈指の霊媒師を呼び集め、かつてない規模でお祓いの儀式がはじまろうとしていました。

“あれ”の正体はなんなのか。恐怖のちからを食い止めることができるのでしょうか・・・!

映画『来る』は、ホラー映画としてのこわさより、人間の嫌な部分をこれでもかと見せつけられて複雑な気持ちでいっぱいになりました。

妬み、そねみ、うらやみ、暴言、虚言。本人の前で決して言われることのない汚い言葉が全部画面上から刃のように刺さってきます。これらは人間の弱さであり、“あれ”はその脆さに潜んで攻撃してくるんですよね。

妻夫木聡さん演じる田原秀樹が、見せかけだけの“イクメンパパ”っぷりを披露していて、不愉快きわまりなく。そして黒木華さん演じる妻の香奈は、家事育児をいっさいせず見せかけだけのいいパパっぷりをアピールする秀樹に嫌悪感を抱きつつ、何も言えない・・・。

そして、脇では3歳のこどもがえーんえーんと泣いている・・・といった、笑えないリアルな世界が表現されていてゾっとしました。

中でもかなり印象に残っているのが、民俗学者・津田のセリフ。

人は都合の悪いことは、妖怪のせいにすんねん。親が殺してこどもを埋めたのも、妖怪のせいにしてる

ホラー映画と言えども、過去から現代の、闇の部分が色濃く出ておりいろいろと考えさせられる映画でした。
でも笑いの要素があったので、そのあたりは救いです!

ホラー映画を見たことがないという方、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

編集部ナナ
編集部ナナ
ピンクカラー&ショートカットの小松菜奈さんがとても新鮮でした!


(※なぜオムライス画像を掲載しているのかは、映画をみるとわかりますよ♪)

Googleマップで、映画『来る』の埼玉県ロケ地をみてみる☆

映画『来る』では、埼玉県の2ヶ所他がロケ地として採用されています。

一つ目は、田原秀樹(演:妻夫木聡さん)と田原香奈(演:黒木華さん)の住むマンションの建物一帯とマンション前にある公園、二つ目は映画ラストで、野崎(演:岡田准一さん)が食料を調達するコンビニです。

Googleマップ搭載、ストリートビューの使い方

Googleマップの「ストリートビュー機能」を使って、世界中の名所をめぐることができます。
使い方は簡単ですよ。

1.スマートフォンに「Google Maps」アプリをダウンロード
2.「Google Maps」アプリを開く
3.検索窓で目的地を検索
4.ヒットした地図の左下にある、反時計回りの矢印が書かれた小さな写真をタップ

この流れで、ストリートビューを楽しめます。
見たい景色を見るには、画面をスクロールしたり、拡大したりします。

地図上で見たい場所を長押しすると、赤いピンで指定されます。ストリートビューが見られる場所には小さな写真が左下に出現します。

田原家が暮らすマンションと大規模なお祓いが行われた公園は「美南二丁目公園」


(※画像はイメージです)

作品のほぼメイン舞台となるのが、田原家が住むマンションです。

マンションの目の前には遊具のある公園があり、週末には子ども連れのファミリーが遊んでいる様子が劇中でも映し出されます。

映画後半では、マンションいや町全体を巻き込んで、霊媒師の琴子(演:松たか子さん)が“あれ”をお祓いするための祈祷舞台を公園につくらせます。

そこに仏教、神道をはじめとする霊媒師をはじめ、科学者までもが大勢集まります。

夜に行われている祈祷シーンは、ただただ圧巻のひとことです。

個人的に拍手を送りたいのは、ホラー映画撮影に全面協力をしたマンション自治体のみなさんです。

だって、こわくないですか? 創作世界ではありますが、自分の住んでいるマンションで霊的な現象が起きて誰かが変死していたり、公園の遊具、具体的スプリングトイに霊の血糊がついていたり。

撮影に協力した側からみると、作品づくりに参加したという思い出のほうが強いのかもしれませんね!

この企画の話が持ち込まれてから話をまとめていった吉川美南自治会のみなさんに、一方的に盛大な拍手を送りたいと思います!

ロケーションとしてとても最高でした!

もし聖地巡礼をする際は、実際にお住まいのみなさんに迷惑にならないようにしてくださいね。

<アクセス情報>
・施設名:美南二丁目公園
・住所:埼玉県吉川市美南2-21-16

映画ラストに登場のコンビニは「モンマートまつやま」

映画のラストもラストのシーンですので詳細は控えますが、野崎がコンビニでビールとたばこ、おつまみを買うシーンがあります。

これがまたツッコミどころが多く、思わず笑ってしまうのですが!

外観は出てきませんが、エンドロールのクレジットで「モンマートまつやま」と記載があったのでこのシーンで間違いないでしょう!

<アクセス情報>
・施設名:モンマートまつやま店
・住所:埼玉県草加市両新田西町127ー4

まとめ

映画『来る』は、人間なら誰しも抱えているような心の闇にフォーカスしたホラー作品でした。

鑑賞している側にいると「秀樹はずっとイライラさせる」「香奈はこども放っておいて何してるの?」「津田、クズ野郎だな」と出てくる登場人物たちをつい敬遠したくなります。

でも、身近にいませんか? そして、自分も登場人物と同じような感情を持ったりすることって有りませんか?

人間は“アレ”を引き寄せる不完全で愚かな生き物なんだなと、改めて考えさせられます。

不完全な人間だから不器用なりに生きていくしかないんだなと希望を感じられるラストで、とてもよかったと個人的には思います。

最近は、心の闇をテーマにした作品が多いですね。わたしは『鬼滅の刃』もその類のストーリーでとても秀逸だなと思ってハマっているひとりです。

Amazonプライム会員の方は、無料で鑑賞できますよ。ホラーが苦手な方は、土日のお昼にでもぜひ観てください!

※参考サイト

映画『来る』 東宝公式Webページ

※妻夫木聡さんが出演中のドラマ『危険なビーナス』にも埼玉ロケ地が登場しています!

犯人は謎の女神なのか…!?ドラマ『危険なビーナス』編〜Googleマップで見られるドラマの埼玉ロケ地特集

※映画『来る』に登場したコンビニ、「モンマートまつやま」。
2020年10月からスタートしたカンテレ・フジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』でも登場しています!

まっすぐな“肝っ玉ねえちゃん”に泣ける!ドラマ『姉ちゃんの恋人』編〜Googleマップで見られるドラマの埼玉ロケ地特集



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