ドラマ『半沢直樹』編〜Googleマップで見られるドラマのロケ地特集〜
こんにちは! モリスギ!編集部のナナです。
今日のバーチャルロケ地特集は、「半沢直樹」のご紹介!
おおらかなイメージの堺雅人さんがしかめっ面でしぼり出すセリフ、「やられたら、やりかえす、倍返しだ!」が大人気に。2013年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にも選出されるほどの社会現象にもなりました。
平均視聴率28.7%を叩き出して早7年。人気シリーズ第2弾が、TBS系列で7月19日にスタートします。これは楽しみですね!
さて、埼玉県内のとある場所が「半沢直樹」のロケ地に採用されていました。さっそく見ていきましょう!
お品書き(目次)
ドラマ「半沢直樹」はどんな作品?
ドラマ「半沢直樹」は、池井戸潤氏の小説「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を原作にテレビドラマ化されました。テレビドラマが大ヒットしたのをきっかけに、「半沢直樹」シリーズに名称を変更。原作のタイトルを変えるほど日本全土にインパクトを与えた作品でした。
「半沢直樹」の舞台は、東京中央銀行。主人公半沢直樹(堺雅人さん)は、銀行の融資課に勤務するバブル世代の銀行員です。部下を利用してでも悪知恵を働いて重役ポジションを守ろうとする内部バンカーと、悪どい取引先の人間たちと真っ向勝負するストーリーが繰り広げられます。
半沢直樹は、上司からの理不尽な追い打ちに「やられたら、やりかえす。倍返しだ!」とキレのいいセリフで堂々と宣戦布告。見事に問題を解決することで上司を見返してやります。最終回で大和田常務(香川照之さん)が土下座するシーンは、見ている視聴者すべてがガッツポーズをキメたのではないでしょうか!
上層部に対して意見の言いいにくい日本中のサラリーマンが、「半沢、よく言ってくれた!」「もっとやってやれ!」「言いたいことを言ってくれてスッキリ・・・!」と応援と共感の嵐に包まれて、社会派ドラマとして異例の大人気作品に!
2013年7月〜9月に放送された「半沢直樹」が、7年の時を経てまた戻ってきます!7月19日TBS「日曜劇場」枠で放送されますよ。新たな名ゼリフにも期待が高まります!
ドラマ「半沢直樹」のロケ地「四誠館」とは?
次は気になるロケ地ですが、先に場所を書くと剣道場です。剣道といえば半沢直樹ファンはもうおわかりですね!半沢直樹と近藤直弼(滝藤賢一さん)の名シーンです。
半沢は、銀行からタミヤ電機に出向した後に融資申請を断られ続けている近藤を剣道に誘います。緊迫した雰囲気が流れる中、半沢は近藤をズタズタに打ちのめして「大学時代を思い出せ、近藤」と喝を入れます。
近藤はあえてけしかけてくる半沢に触発され、悔しさを力に変え、半沢を追い込み1本を取ります。剣道で奮い立った闘志をきっかけに生気を取り戻し、融資を意図的に渋ってきた張本人である古里(手塚とおるさん)を成敗するため動きます。
半沢と近藤が無心でぶつかり合う厚い友情が伝わってくる印象的なシーンでした。
その後最終回でも剣道場が道場します。半沢は大和田常務と裏取引をしてしまった近藤を道場で待ち続け、出会った後は攻め立てることもなく近藤の境遇をいたわります。社会的立場を一切忘れて疲れ果てるまで剣道の組み合いをし、再度友情を確認し合った場所でもあります。
その剣道場に、川口市にある「四誠館」が採用されました。
歴史を重ねてきた重みのある道場の雰囲気が、半沢と近藤の深い友情にも通じますね!
「四誠館」は、子どもたちのための剣道稽古場!
ロケ地に採用された「四誠館」は、幼稚園・保育園児から小学3年生までを対象にした、子どもたちのための剣道場です。
剣道を通じて、幼少の頃から強い体づくりと精神力を養い、あわせて、挨拶や礼儀も身につけます。心身健やかな子どもたちを育成するのをモットーにしています。
公益財団法人日本武道館によると
武道は、武士道の伝統に由来する日本で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、人間形成の道であり
※文章引用:公益財団法人日本武道館
と、定義されています。
「人格を磨く」「道徳心を高める」といったあたり、「必ず悪を打ち負かしてやる」といった半沢の内面を映し出しているかのようにも受け取れますね。
Googleマップで「四誠館」をめぐる☆
「四誠館」は、川口市に住む子どもたちのための剣道場です。
Googleマップで建物の中身までは見れずとも、大正時代からタイムスリップしてきたかのような重厚な雰囲気を外観からビシビシ感じられますよ。
半沢直樹が大切な友人と心を通い合わせるきっかけとなった舞台を、バーチャルでのぞいてみましょう。
Googleマップ搭載、ストリートビューの使い方
Googleマップの「ストリートビュー機能」を使って、世界中の名所をめぐることができます。
使い方は簡単ですよ。
1.スマートフォンに「Google Maps」アプリをダウンロード
2.「Google Maps」アプリを開く
3.検索窓で目的地を検索
4.ヒットした地図の左下にある、反時計回りの矢印が書かれた小さな写真をタップ
この流れで、ストリートビューを楽しめます。
見たい景色を見るには、画面をスクロールしたり、拡大したりします。
地図上で見たい場所を長押しすると、赤いピンで指定されます。ストリートビューが見られる場所には小さな写真が左下に出現します。
「四誠館」おすすめビュー〜時代を感じさせる門〜
(※画像引用元:四誠館公式Webサイトより)
「四誠館」と検索窓に入れてください。一般住宅がヒットしますが、そこではありません。左に移動してすぐにある交差点を北に少し進んだ、右手にある古い日本家屋のような場所が「四誠館」です。
まるで文豪が住んでいるかのような門構え、古い建築物がお好きな方はワクワクすることでしょう!実際に木造建築フェチな私は、パッと見ただけでゾワゾワっと鳥肌が立っちゃいました。文句なしにかっこいいです。
看板には「少年道徳教育場」と筆文字で書かれてありますよ。子どもたちに身に着けてもらいたい基礎的な部分はやはり「心」だとわかります。
(※画像引用元:四誠館公式Webサイトより)
阿弥陀如来像のような凛としたこちらの石像も、ストリートビューで確認できるんですよ!まるでお寺のよう。
(※画像引用元:四誠館公式Webサイトより)
道場の中は外からは見ることはできません。しかし、公式サイトに剣道や居合道をしている道場内の写真がアップされています。
ああ、この緊張感のある空気感、半沢と近藤のぶつかり稽古が蘇ってきますね。
四誠館の時を重ねてきた門と真摯に稽古に励む子どもたちの姿を想像するだけで心が静まっていくようです・・・。
まとめ
ドラマ「半沢直樹」のロケ地、「四誠館」をご紹介しました。「四誠館」のことを調べていると、半沢直樹の冷静で強靭な精神力のルーツは、四誠館にあるのかもしれない!といった印象を受けるほどでした。川口市の読者さんでお子さんのおられる方は、一度体験に行ってみるのもいいかもしれませんね!
余談ですが、楽ごはんのロケ弁当を過去に何度か「四誠館」に運んでいます。撮影に邪魔にならないように配達を完了するのがミッションなので、どんなドラマなのか知ることはありません。
しかし、撮影の合間に食べるお弁当がお芝居の活力になっているのかと思うと、とてつもなくうれしい気持ちがこみ上げてくるんです。作品を支える縁の下の力持ちになるべく、これからもお弁当を各地へ配達していきます!
7月からはじまる半沢直樹シーズン2!また「四誠館」が登場するかもしれません。どうぞお見逃しなく!
「四誠館」アクセス情報と施設概要
<施設概要>
施設名:埼玉 四誠館
住所:埼玉県川口市芝中田1-5-2
公式Webサイトは、こちら
※<半沢&大和田コンビ>がお好きな方必見!映画はこちら。
2012年公開の『鍵泥棒のメソッド』で『半沢直樹』より先に共演していますよ!
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