【所沢市】整(菅田将暉)が行きたかった大隣美術館はどこ?ドラマ『ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)』編〜埼玉ロケ地特集

こんにちは! モリスギ!編集部のナナです。

大人気漫画原作、菅田将暉さん主演の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』。2022年冬ドラマのイチオシ作品と言っても過言ではありません。

見逃し配信動画サービス「TVer」での再生回数が、民放ドラマとして歴代最高記録を樹立。第1話を見た視聴者のSNS発信など口コミをきっかけに、観てみようと感じた人も多かったのでは?

はたまた、ミステリーのかたわら人生相談にもなっているというちょっと不思議な世界観。それもまた、悩みや苦悩を打ち明けにくい令和の時代に受け入れられるひとつの要因なのかもしれません。(実際に、第1話から見応えたっぷりの展開でした)

もふもふ頭のすだまさき、ボクの仲間だにゃ
にゃんこ
にゃんこ
編集部ナナ
編集部ナナ
菅田将暉と遠藤憲一さんの対峙に1話から引き込まれる・・・!

菅田将暉さん演じる久能整(くのうととのう)が、事件に巻き込まれるものの独自の価値観を淡々と提示、その場にいる人々の心を動かし事件を解決に導いていくといったストーリー。ゲストキャストも非常に豪華、今冬の月曜夜をワクワクで満たしてくれそうです。

さて、第2話で埼玉ロケ地が登場していました!さっそくご紹介していきましょう!

ドラマ『ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)』はどんな作品?

『ミステリと言う勿れ』は、2022年1月10日(月)21:00〜フジテレビ系列で放送がスタートしたテレビドラマです。

原作は、田村由美さんによる同名漫画。月刊フラワーズ(小学館刊)で2016年に連載がスタートし、10巻が刊行済み。累計発行部数は1300万部を突破するほどの大人気漫画です。まだ連載中ということで、ドラマきっかけのファンが増えそうですね。

第67回小学館漫画賞一般向け部門も受賞、人気の加速が止まりません。

その期待値を表すかのように、第1話の視聴率は13.6%。しかし令和の時代に特筆すべきは、インターネット上の再生回数です。見逃し動画配信サービス「TVer」で、初回の再生回数が歴代最高(1週間に350万回)を記録しました。

また、Twitterでも初回から第3話すべてで世界トレンド1位を獲得するなど、話題性はとどまることを知りません。「ミステリと言う勿れ」には、一体どんな要素が観る人を惹きつけるのでしょうか。

ポジティブな陰キャラしゃべくり大学生・久能整によるカウンセリングさながらの展開

真実は一つじゃない、
人の数だけある。
※ドラマ『ミステリと言う勿れ』キャッチコピー

主人公の久能整(くのうととのう・菅田将暉)は、友人や彼女はいないけども、毎日カレーをつくることをこよなく愛する大学生。物事を一方向からでなく多角的にとらえて、誰彼もなく淡々と持論を披露します。
これがまた、長いんです。第1話では、ペットの猫の死に目に立ち会えず落ち込んでいた風呂光(伊藤沙莉)に、猫の生態や特性などを8分に渡り話し続けます。

きっと猫ちゃんは風呂光さんに死に目を見てもらいたくなかったんですよ。母方の祖母もそうでした。入院してそばにいつも誰かが付き添っていたのに、人がいなくなったのを見計らって亡くなりました

まるで風呂光の悲しみに寄り添い共感するかのよう。同時に、ペットや大切な人を亡くした経験のある視聴者の気持ちをも癒やしたのだろうなと、推測します。

その流れで、警部を辞職しようとする風呂光の葛藤する心をもほぐしていきます。女性の巡査として「男社会の中で苦悩するあなただからこそ、気づくことや改善できることがたくさんあるのだ」とも伝え、風呂光を警部を志す原点に立ち戻させました。

整の話をきっかけに、自分の立ち位置を、主観でなく俯瞰して見られるようになっているのが非常に興味深いですよね。視聴者も、風呂光を通して整のキャリアカウンセリングを受けているかのような錯覚になり、仕事への自信を取り戻した人たちも多いのではないでしょうか。

厳しく取り調べる藪を、淡々と追いつめていくシーンも圧巻

第1話では、ある目撃情報から殺人犯として薄暗い取調室で事情聴取を受ける整のシーンを多く見せられます。

整に刑事ドラマのような、はじめから真犯人と決めつけてかかる激しい語りで強引な取り調べをする藪(遠藤憲一)。

藪の妻と子どもは、交通事故で亡くなっており、原因はひき逃げでした。その犯人とされた男子学生・寒河江は整の同級生。殺害現場で、整のトレードマークのもじゃもじゃ頭を見たという目撃者の声をきっかけに整が犯人として取り調べを受けていました。

無実を訴えている整に、執拗なまでの強引な取り調べは、いかにも理不尽。しかし、風呂光のある一言をきっかけに、藪の言い分が覆され、整は藪が犯人では?と推理します。

風呂光に捜査協力を依頼して証拠をつかんだあとの、整の藪への“口撃”は目を見張るものがありました。

藪がひき逃げ犯として怪しみ、復讐をすると決めつけていた寒河江は、風呂光がひき逃げ事件当日のことを調べ、実は無実ということがわかりました。ショックを受ける藪。妻と子どもへの無念を晴らそうと、藪が寒河江に手をかけていたのです。

冤罪を犯してしまった、仕事ひとすじでベテラン警部の藪に整はこう問います。

あなたは本当に奥さんとお子さんを愛していましたか? 復讐をしている間、仏壇に奥さんとお子さんの好きなものをお供えしてあげましたか? 激務だからと藪さんの体を心配して腹巻きを用紙してくれた奥さんや、参観などの学校行事に一度も顔を出さないお子さんの気持ちを、今まで考えたことはありますか?

図星をつかれて激情した藪。さらに追い打ちをかけるように整は無表情で最後の一撃を淡々と突きつけます。

僕は子どもの立場でお話しただけです

藪はショックを受けつつ、ようやく自分自身が向き合ってこなかった弱い本質の部分に気づいていきます。

息つく間もないほどに長いシーンでした。

事件の真相というより、誰もがそむけてしまう人間の愚かさや弱さという部分。それを客観的に淡々と整が展開するという会話劇。「なにをこの若造が」と鼻につく人もいるでしょうし、核心を突いた意見に新たな気付きを得る人もいるでしょう。

「ミステリと言う勿れ」は、物事を多角的に観ることの大切さと、自ら見てみぬフリをして都合よく解釈している事実に気づかせてくれる作品なのかもしれません。

しかし現実に久能整という人物がいたら、きっとほぼすべての人がイラつくのでは? 淡々と正論を語られたら、誰でも距離を置きたくなってしまうでしょう。ドラマの中の人物だからこそ、つい耳を傾けてしまう。そんな不思議な魅力があります。

人間の持つ心の闇に迫り、久能整が俯瞰的に物事を分析して持論を展開していく「ミステリと言う勿れ」。 とてもおもしろく、引き込まれます。原作未読派として、目が話せない冬になりそうです。

ととのうくんのカレーが食べたいにゃ。
にゃんこ
にゃんこ

Googleマップで『ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)』埼玉ロケ地をみてみる☆

『ミステリと言う勿れ』第2話に、埼玉ロケ地が登場しました!

整が生きたかった印象派展の会場・大隣美術館は「所沢市文化センターミューズ」

取り調べが終わり、平穏な日常を送っていた整。

整のズバ抜けた洞察力や独自の視点を頼りに、池本巡査が人生と事件の相談に訪れます。

そんな時間などないと、最終日を迎える「印象派展」に向かおうと整はバスに乗るため急ぎます。
風呂光はバス停の前に印象派展のチケットが落ちていることに気づき、整にLINEを送り、先に印象派展が開催されている「大隣美術館」へ向かいます。

その「大隣美術館」の外観が、所沢市にある「所沢市民文化センター ミューズ」です。

実際に、クラシックコンサートや演劇など、文化に触れられる催しものが多く企画されている施設なんですよ。

<アクセス情報>
・施設名:所沢市文化センター ミューズ
・住所:埼玉県所沢市並木1丁目9−1
・公式サイト:https://www.muse-tokorozawa.or.jp/

まとめ

今回の記事では、ドラマ『ミステリと言う勿れ』第2話の埼玉ロケ地、所沢市の「所沢市民文化センター ミューズ」をご紹介しました。

2022年1月25日(月)現在、第3話まで放送されています。バスジャック事件をきっかけに、生き埋めによる連続殺人事件が解決していく展開にはゾクゾクしました。犯人は、意外なあの人だったんですよ・・・。

連続殺人事件の被害者兄の犬堂ガロ(永山瑛太)の復讐は続きそうですし、第4回のゲストには、個性派イケメン俳優・柄本佑さんが登場しますし。菅田将暉さんを中心とした演技合戦が見ものですね!

久能整はさらにカオスな事件に巻き込まれていく予感。毎週月曜日夜はテレビの前に、見逃したらTVverでチェックしてくださいね!

※参考サイト
『ミステリと言う勿れ』公式Webサイト

・動画見逃し配信サービス「TVver」は、>>>こちら>>> から

※「所沢市文化センターミューズ」は、多くのドラマや映画のロケ地になっています。

・ドラマ『相棒season19』第2話

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