【さいたま市】深山家の廊下はどこ?ドラマ『やんごとなき一族』編〜埼玉ロケ地特集

こんにちは! モリスギ編集部のナナです。

『やんごとなき一族』がスタート!豪華キャスト集結、ロケーションもすべて格式高く、テンポよく展開するストーリーに圧倒されました。

にゃんこ
にゃんこ
“やんごとなき”っておもしろいにゃ?
わかりやすくいうと、「尊い高貴な身分の一族」ってことやね
編集部ナナ
編集部ナナ

さっそく、埼玉ロケ地と合わせてさっそく紹介していきましょう!

ドラマ『やんごとなき一族』はどんな作品?

『やんごとなき一族』は、2022年4月21日(木)22:00〜フジテレビ系列で放送スタートしたテレビドラマです。

本作品は、こやまゆかりさんが描く同名コミックが原作(講談社『Kiss』にて連載中)。

「やんごとなき」とは、身分が高い、高貴で特別であるという意味。ごく普通の庶民家庭から江戸時代から400年続く名家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(土屋太鳳)が、夫となる深山健太(松下洸平)とともに、古い価値観と金と権力に心を奪われた家族に真っ向に挑むストーリーです。

深山家にはびこる「名家は女主人がお世話役に徹して守る」という女性蔑視の価値観、愛人問題、上流社会ならではのしきたりやルールの数々。代々家を守ってきた暗黙のルールではあるけども、家族が心を通い合わせる時間はひとときもありません。権利や欲を守るがゆえに、人への嫉妬や軽蔑ばかり。家族の内情はひどい有様です。

愛情も人情も不要な、上流社会ならではの“悪しき風習”。それをぶち壊すために、素直で負けん気でまっすぐな佐都。誠実な健太といっしょに深山家を心ある一族にするという志を掲げ、さまざまな壁にぶつかっていくことに。

御曹司と結婚してハッピー!のその先を描く、アフターシンデレラストーリー。名家の嫁として、一人の人間として、パワフルに奮闘する凛々しい佐都の姿には、きっと明日へのエネルギーをもらえるはず。

一方で、セレブと呼ばれる人たちが抱えている心の闇や葛藤にも注目。さまざまな立場からの視点で“現代のおとぎ話”を楽しめること、間違いなしです。

第1話感想

一冊の古い本が、開かれました。これは“現代のおとぎ話”とのこと。ちょっと浮世離れした花江夏樹さんの語り口が、現実と虚構の狭間へと誘います。

子どもが落とした靴を返そうと、川沿いをママチャリで疾走する篠原佐都(土屋太鳳)。木に引っかかった子どもの風船をとってから出社する深山健太(松下洸平)。困っている人がいれば助けずにはいられない二人。反対に人情は二の次、金と欲に目がないクセが強すぎる深山家のキャラクターたち。

優秀な次男健太を深山家の後継ぎにするため金も権力も何もかも利用する冷酷な父・圭一(石橋凌)。気の弱さから父の言いなりロボットになっている長男・明人(尾上松也)、美容外科クリニック経営者でチャラくて派手な三男・大介(渡邉圭佑)。

一方、女性陣も個性豊か。女主人として強かに深山家に尽くす久美(木村多江)、深山家当主の後継ぎの嫁として圭一に認められるため日々奮闘する明人の嫁・美保子(松本若菜)、日本一のホテルチェーンの一人娘で大介と政略結婚し派手な暮らしを送る・リツコ(松本妃代)、天真爛漫な深山家の末っ子・有沙(馬場ふみか)。

特に強烈だったのが、圭一。ジェンダーレスをはじめ格差偏見ある発言にメスが入るようになった現代にそぐわない言動の数々。例を出すと、佐都の生い立ちを勝手に調べ、健太の嫁にふさわしくないと会いもせず「下々の者は関わるな」と門前払いしたり、健太と別れさせるために手切れ金で解決しようとしたり。また、妻である久美への接し方も男尊女卑そのもの。

そして、美保子の長男の嫁としてのプライドも相当。自分を捨てて、深山家を守るため家のルールやしきたりに従順な日々を送り、その積み重ねがいつか報われると信じています。

その毎日を新参者の佐都に立場を奪われてしまうかもしれない怖さで、佐都にひどい仕打ちを与えるのですが…、演じる松本若菜さんが実にコミカルにテンポよく表現してくれるのでどこか愛らしく思えてしまうんです。

クセの強さを嫌味でなく、おもしろいキャラクターとして魅せてくれる演者のみなさんの力量には脱帽。初回でぐっと引き込まれました。

下町出身の佐都という新しい風が入ってきたことで、深山家の人々がどう変化していくのか。そもそも佐都は数々の試練をどう乗り越えていくのか。

エンタメ要素強めだけれど、ヒューマンドラマとしても楽しめるドラマです。

にゃんこ
にゃんこ
佐都ちゃんのモツ煮込み食べたいにゃ

Googleマップで『やんごとなき一族』埼玉ロケ地をみてみる☆

『やんごとなき一族』第1話に、埼玉ロケ地が登場しました!

深山家の廊下ホールは、さいたま市の「彩の国さいたま芸術劇場」

入院して療養中だった八寿子おばあさま(倍賞美津子)が、退院して深山家に戻ってくることに。「快気祝い」として客人を招き、パーティーが開かれます。

佐都は健太の嫁として女主人である久美のサポートに徹し、八寿子の歴史だけでなく招待客の情報や器やワインの知識などを詰め込み、準備万端に。

そして快気祝いパーティーの日。帰ってきた八寿子おばあさまを、一族が廊下に並んでお出迎えします。

この深山家の廊下のロケ地が、さいたま市にある「彩の国さいたま芸術劇場」です。

まるで美術館のような、無機質でスタイリッシュな空間がとても印象的な施設です。コンサートや演劇、寄席などさまざまな芸術にふれられる場所。

ただ、施設の老朽化のため、2022年10月3日〜2024年2月29日まで休館するとのことです。

気になる方は、今のうちに訪問しておきましょう。

※モリスギ!エンタメ応援キャラクター「にゃんこ」も、彩の国さいたま芸術劇場へロケ弁を届けに行ったことがあるよ♪

<アクセス情報>
・施設名:彩の国さいたま芸術劇場
・住所:埼玉県さいたま市中央区上峰3丁目15−1
・公式サイト:https://www.saf.or.jp/arthall/

まとめ

今回の記事では、ドラマ『やんごとなき一族』第1話の埼玉ロケ地、さいたま市の「彩の国さいたま芸術劇場」をご紹介しました。

しかし、どこかで聞いたことのあるタイトル…と思ったら、『華麗なる一族』『犬神家の一族』・・・。“一族”つながりですね。名家だけども、訳ありで、遺産相続があって、誰一人本心を明かさない、ドロ沼社会派サスペンス。

とはいえ、『やんごとなき一族』は少女漫画のジャンルに分類。きっとスカっとするさわやかな展開が待ち受けているのでは?と期待して、最終話まで見守っていきたいと思います!

参考サイト
・『やんごとなき一族』公式Webサイト
https://www.fujitv.co.jp/yangoto/

・動画見逃し配信サービス「TVver」はこちらから
https://tver.jp/

※「彩の国さいたま芸術劇場」は、多くのドラマや映画のロケ地になっています。

大倉忠義さんと広瀬アリスさんが出演した木曜劇場枠のドラマ『知っているワイフ』でも登場していました!

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