【2021年大河『青天を衝け』予習】埼玉県の偉人・渋沢栄一を知るスポット5選

こんにちは!編集部ナナです。

2021年2月14日スタートの大河ドラマ『青天に衝け』。
主人公は、2024年度新1万円札の肖像に決定して話題になった渋沢栄一ですね!

豪農の家にうまれた栄一、7歳で論語を学び、20代で倒幕思想を抱き、自由な日本をつくるために立ち上がります。徳川慶喜に仕えた後欧州の実情に触れ、そのスピリットを明治維新後の日本に取り入れ実行に移しました。

日本最古の銀行を創設など約500の企業を育成した功績があり、“日本経済界の父”と呼ばれている人物です。

また約600の社会公共事業にも関与し、ノーベル平和賞候補に2度も選考されています。

この偉人・渋沢栄一のゆかりの地が、埼玉県深谷市。栄一が生まれ幼少期を過ごした場所なんです。

深谷市には、渋沢栄一の偉業を称え、功績を学ぶ施設が多数あります。大河ドラマ『青天を衝け』をより楽しむために、事前に予習しませんか?

今回はおすすめのスポットを5つご紹介します!

※どの施設も、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策を呼びかけています。お出かけの際には、マナーを守って楽しみましょう。
・三密を避ける
・ソーシャルディスタンスをとる
・体調不良時、濃厚接触者の来場は自粛する
・咳のエチケット
・場内はマスク着用

渋沢栄一を知るならまずここ【渋沢栄一記念館】

「渋沢栄一記念館」は渋沢栄一ゆかりの写真など、たくさんの資料が保管展示されています。

中でもいちばんの見どころは、講義室にスタンバイしている渋沢栄一のアンドロイド。20分に渡る講演、経済と道徳は両立する「道徳経済合一説」を聞くことができます。

渋沢栄一アンドロイドは、新一万円札の肖像、2021年の大河ドラマの主人公に選ばれたことをきっかけに、功績を後世に残そうとつくられました。

2020年7月3日から一般公開されています。

アンドロイド製作は、渋沢栄一と同じ深谷市出身の鳥羽博道・ドトールコーヒーの名誉会長の発案と1億円の寄付で実現したのだとか。日本経済の基礎をつくった渋沢栄一の意志を継ぐお金の使い方ですね!

講演会は1日に8回開催されています。記念館への来館は、来館2日前までの事前予約が必要です。
電話もしくは以下のリンク先から受け付けています。

■渋沢栄一記念館予約はこちら

大河ドラマの予習に、渋沢栄一の息吹を感じに、ぜひお出かけください!

<施設概要>
施設名:渋沢栄一記念館
住所:埼玉県深谷市下手計1204
見学時間:9:00〜17:00 (アンドロイド解説:9:30〜16:00)
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
公式Webサイト:渋沢栄一デジタルミュージアム

渋沢栄一が生まれた場所にある【旧渋沢邸「中の家(なかんち)」】

渋沢栄一記念館の西側、ほど近い場所にある旧渋沢邸「中の家」。

渋沢栄一が生まれた場所に建ち、栄一の妹夫妻により明治28年に上棟しました。

日本全国を駆け回る栄一が、帰郷した際に立ち寄り宿泊した場所です。栄一にとって自分自身に立ち帰れる場所であり、こころのふるさとといったところでしょうか。

埼玉県北部の豪農の家出身の渋沢栄一。この地で、1840年(天保11年)に誕生し育ちました。

建物内部は栄一幼少時の間取りを彷彿とさせ、主屋、副屋、4つの土蔵、門、塀から構成されており、歴史的に大きな価値のある建物となっています。

後世に残すため、旧渋沢邸「中の家」は、埼玉県指定旧跡「渋沢栄一生地」として昭和26年に指定されました。また、深谷市の指定史跡でもあります。

旧渋沢邸「中の家」も、渋沢栄一記念館と同じく事前予約が必要、電話もしくは以下のリンク先から受け付け中です

■旧渋沢邸「中の家」予約はこちら

<施設概要>
施設名:旧渋沢亭「中の家(なかんち)」
住所:埼玉県深谷市血洗島247ー1(JR深谷駅から車で約20分)
見学時間:9:00〜17:00
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
公式Webサイト:渋沢栄一デジタルミュージアム

渋沢栄一ゆかりの建物「誠之堂(せいしどう)」「清風亭(せいふうてい)」

誠之堂と清風亭は東京都世田谷区瀬田にあった第一銀行(現・みずほ銀行)の保養・スポーツ施設「清和園」にありました。

1999年(平成11年)に、東京都世田谷区から深谷市に移築されました。

第一銀行の前身である第一国立銀行が1873年(明治6年)に渋沢栄一により創設され(日本最古の銀行なんです!)、その後株式会社第一銀行と改組となったんですね。こういったことで、渋沢栄一ゆかりの建物となっています。

Googleマップに掲載されている画像で、バーチャル見学ができますよ!

まるで大正時代にタイムスリップしたかのようで建物内はゆったりした時間が流れており、とても優雅な気持ちにひたれます。

国指定重要文化財「誠之堂」

誠之堂は、渋沢栄一の喜寿記念に1916年(大正5年)竣工しました。建築資金は、第一銀行行員が出資しています。

また、「誠之堂」命名は栄一本人によるもの。

「誠者天之道也、誠之者人之道也(誠は天の道なり、これを誠にするは人の道なり)」(儒教『中庸』の一節)から名付けられました。

歴史的建築物の価値を後世に残すため、国指定重要文化財として2003年に登録されました。

建物内は、レンガ造りの建物がとても趣深く、精巧なステンドグラスや壁の装飾など大正ロマンの香りが漂う落ち着いた建築様式美に圧倒されます。

埼玉県指定有形文化財「清風亭」

清風亭は、1926年(大正15年)当時の第一銀行頭取・佐々木勇之助の古希記念に竣工しました。建築資金は誠之堂と同じく第一銀行行員の出資によるもの。

移築後2004年に、埼玉県指定有形文化財に指定されています。

<施設概要>
施設名:「誠之堂(せいしどう)」「清風亭(せいふうてい)」
住所:埼玉県深谷市起会110ー1(大寄公民館敷地内)
※カーナビ入力では「深谷市起会84ー1」と入力してお出かけください
見学時間:9:00〜17:00
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
公式Webサイト:渋沢栄一デジタルミュージアム

渋沢栄一の従兄弟・尾高惇忠(あつただ)の生家

尾高惇忠(おだかあつただ)は、渋沢栄一の従兄弟であり、栄一に論語を教えた人物です。栄一の人生に大きな影響を与えました。

明治維新後は、栄一が大蔵省に仕官し設立に尽力した富岡製糸場の初代工場長を務めました。大河ドラマ『青天を衝け』では、俳優の田辺誠一さんが演じます。

尾高惇忠の生家は、江戸時代後半に惇忠の曽祖父が建てた約200年前の明治初期の木造住宅。隣接する煉瓦造りの蔵を見学できます。尊皇攘夷を貫くために企てた高崎城乗っ取り計画の話し合いをしたという部屋が、この生家の2階にあります。

この部屋から日本を変えようとしていたと思うと、ロマンを感じてドキドキしますね。

見学に伺うと、ボランティアガイドの方が丁寧に解説してくれますよ。

<施設概要>
施設名:尾高惇忠生家(深谷市指定文化財)
住所:深谷市下手計236 (JR深谷駅から車で約15分)
見学時間:9:00〜17:00
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
公式Webサイト:渋沢栄一デジタルミュージアム

2021年2月16日オープン!【深谷大河ドラマ館】

最後は、オープン準備真っ最中の「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」のご紹介!

ホームページでも公式Twitterでも、どんな展示になるのかまだ詳細は発表されていないようです。
渋沢栄一演じる吉沢亮さんはじめ、埼玉ロケでのカットや衣装などが展示されるのでしょうか?楽しみですね!

公式ホームページにて深谷大河ドラマ館の前売り券の販売はスタートしています!当日券よりも2割お得にゲットできます♪ 販売期間は2021年2月15日までです。忘れないうちに購入しておきましょう♪

※渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館【公式】Twitter:@fukaya_seiten

<施設概要>
施設名:渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館
住所:埼玉県深谷市仲町20ー2(深谷生涯学習センター・深谷公民館1階部分)
開館期間:2021年2月16日(火)〜2022年1月10日(月)
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
入場料金:大人(18歳以上)800円/小中・高校生400円/未就学児 無料
公式Webサイト:渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館

まとめ

2021年の大河ドラマ『青天を衝け』、埼玉県深谷市が生んだ偉人・渋沢栄一の物語がスタートします!

新型コロナ感染症が引き起こした経済界の現状。渋沢栄一翁ならどのようにアクションを起こしていくでしょうか。

困難を切り抜けるヒントを、渋沢栄一の生き様が教えてくれることと思います。

まずは、大河ドラマがはじまる前に渋沢栄一について学びましょう!そして、故郷深谷市を訪れてその熱い息吹を感じに行ってみてくださいね!



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