【戸田市・所沢市】キムタクと大倉孝二が秘密の取引をしたホテルは?映画『検察側の罪人』編〜Googleマップで見られる埼玉ロケ地特集〜

こんにちは! モリスギ!編集部のナナです。

今回は、劇場用作品『検察側の罪人』をご紹介します。

ジャニーズアイドル・トップスターの木村拓哉さんと二宮和也さんがダブル主演している映画です。

二人の検事を通じて「正義」を問う、重厚で骨太なテーマの映画『検察側の罪人』をさっそく紹介していきましょう!

映画『検察側の罪人』はどんな作品?

『検察側の罪人』は、2018年8月24日公開の劇場用作品です。

雫井脩介(しゅうすけ)さんによる同名小説が原作。2013年『週刊文春ミステリーベスト10』国内部門4位選出、「このミステリーがすごい!2014年版」(宝島社)の8位を獲得し話題に。元検察官への綿密な取材を元にした“司法ミステリー”の骨太ストーリーが組み込まれています。

監督と脚本を務めるのは、原田眞人さん。代表作には『突入せよ!あさま山荘事件』(2002年)、『クライマーズ・ハイ』(2008年)と、過去実際にあった社会派事件を原案として映像化を実現し、現実に生きる私達へ強烈なメッセージを投げかけます。

今作品『検察側の罪人』でも、昨今起きている検察庁の数々の不祥事に警鐘を鳴らしているような気がしてなりません。

この重厚なテーマの映画『検察側の罪人』に挑むのは、平成の時代をジャニーズ事務所のトップアイドルとして駆け抜けた、元SMAPの木村拓哉さんと嵐の二宮和也さん。お二方とも検事としてダブル主演を果たしています。

リアルでも劇中でも「先輩と後輩」といった間柄。キャスティングだけでもストーリーに深みが出ていますね。

※映画予告が観られない場合は、こちらのリンクからどうぞ

(※以降多少のネタバレを含みます、ご注意ください!)

東京地検のエリート検事・最上(木村拓哉さん)が、検察官の新人研修をするシーンからはじまります。そこにいるのは、正義感が強く情熱にあふれる沖野(二宮和也)。

弁護人はアナザーストーリーを作ってくる。
それを排除するのは事件の真相を解明したいという、強い気持ちだ。
そのことを忘れて自分の正義、自分のストーリーに固執する検事は犯罪者に墜ちる。
罪を洗い流す雨。そんなものないから。

研修最後にこう熱く語った最上に憧れる沖野は、最上と同じ東京地検に配属され、その背中を見ながら事件と向き合います。

とある日、東京の蒲田で老夫婦刺殺事件が起こります。沖野が担当検事となります。沖野から被疑者リストを渡された一通り目を通した最上は少しうろたえた表情を見せますが、すぐに冷静さを取り戻し沖野へ指示します。

最上がうろたえた理由は、被疑者一覧の中に「松倉」という名前を発見したから。松倉(酒匂芳さん)は、23年前に起きた女子中学生殺人事件で容疑者となりましたが、取り調べをのらりくらりとすり抜け無罪に。その後事件時効になり未解決となっていました。

しかしその殺された女子中学生は、最上が学生時代にお世話になった寮で懇意にしていた女の子。長年の恨みを果たすべく松倉に徹底的に制裁を下そうと、別の事件の被疑者に仕立て上げようとしていきます。

そして最上は闇社会のブローカーの手を借りながら、絶対に許されざる行為へと突っ走ってしまうのです。

松倉の取り調べが進む中、その強行姿勢に疑問を持った沖野。捜査方針の見解の違いで、最上と対立します。

二人の振りかざす正義は、それぞれどこへ向かうのでしょうか。そして人として、罪を裁くものとして、どういう行動を選んでいくのでしょうか。

ラストでは二人の信念がぶつかり合い、観る人は圧倒されながらも「正義」について否応なく考えさせられることになるでしょう。

『検察側の罪人』の見どころは、木村拓哉さんがダークヒーローとして突き進むところです。

キムタクの検事といえば『HERO』の久利生(くりゅう)を思い出す人が多いですよね。ストーリーが進むにつれその面影は薄れていきます。正義の行き過ぎたダークなエリート検事を見事に演じきっておられ、映画界では“キムタクの新境地”と称えられています。

そして、二宮和也さんの取り調べのシーン。これにはつい見入ってしまいました!特に松倉役を怪演した酒匂芳さんとの、感情むき出しの緊迫感あふれる演技には鬼気迫るものがありました。

さらに原作小説にはないオリジナル要素として、昭和最大の愚策とされているインパール作戦の描写が盛り込まれており、作品の持つメッセージをより重厚なものとしています。

インパール作戦の要素を入れ込んできた意味が嫌でもわかるラストに、最上自身が放ったセリフがグサリと心臓をえぐるように突きつけてきます。

新人研修で力をこめて力説したフレーズ。

自分の正義、自分のストーリーに固執する検事は犯罪者に墜ちる。

そしてラストにこの一言。

俺の正義の剣を奪うことがそれほど大事か

このセリフの対比といったら。映画を観終わったあとには、どうしようもないモヤモヤ感が残ります。現実社会で実際に起きていることに目を背けてはいけないと教えてくれるようです。

映画『検察側の罪人』の埼玉ロケ地をGoogleマップで見てみる☆

映画『検察側の罪人』に登場した埼玉ロケ地は、二ヶ所ありました。

Googleマップ搭載、ストリートビューの使い方

Googleマップの「ストリートビュー機能」を使って、世界中の名所をめぐることができます。
使い方は簡単ですよ。

1.スマートフォンに「Google Maps」アプリをダウンロード
2.「Google Maps」アプリを開く
3.検索窓で目的地を検索
4.ヒットした地図の左下にある、反時計回りの矢印が書かれた小さな写真をタップ

この流れで、ストリートビューを楽しめます。
見たい景色を見るには、画面をスクロールしたり、拡大したりします。

地図上で見たい場所を長押しすると、赤いピンで指定されます。ストリートビューが見られる場所には小さな写真が左下に出現します。

最上が蒲田老夫婦殺人事件の被疑者・弓岡と交渉する場所は、「ホテルクリスティーナ」


(※画像はイメージです)

蒲田老夫婦殺人事件の有力被疑者として名前のあがった弓岡(大倉孝二さん)に、最上(木村拓哉さん)がとある交渉をしに行く場所があります。

非常に緊迫感のあるシーンの舞台は、戸田市にある新感覚レジャーホテル「ホテルクリスティーナ」です。

このホテル、駐車場とお部屋が直接つながっているとてもおもしろい構造なんですね。(このタイプのホテルにはよくあるのでしょうか?)

ちなみに、実際に木村拓哉さんと大倉孝二さんのやりとりで撮影に使われた部屋は106号室です。

最上の動向を追跡していた沖野と橘も、隣の部屋(赤い派手なお部屋でした…!)に潜入していましたよ。

ホテル玄関では、千鳥(音尾琢真さん)率いる暴力団のメンバーたちが見張っていたりしました。
映画を見てから写真を見ると、このシーンを思い出してドキドキしてしまう不思議です。

<アクセス情報>
・施設名:ホテルクリスティーナ
・住所:埼玉県戸田市笹目7ー2ー2ー3
・公式Webサイト:ホテルクリスティーナ

雨の中、沖野が橘にメールを送信した場所は「所沢航空記念公園」


(※画像はイメージです)

雨の中傘をさしながら肩を落として歩く沖野(二宮和也さん)が、橘(吉高由里子さん)にメールを送信するシーンがストーリー中盤に登場します。

沖野の心の中を表しているかのような情景の薄暗い公園は、所沢市にある「所沢航空記念公園」です。

所沢航空公園はとても広大な面積を誇りますが、二宮くんが歩いた通りはどこか散歩がてら探してみるのもおもしろいかもしれませんね!

<アクセス情報>
・施設名:所沢航空記念公園
・住所:埼玉県所沢市並木1ー13
・公式Webサイト:所沢航空記念公園

まとめ

今回は映画『検察側の罪人』の埼玉ロケ地、戸田市の「ホテルクリスティーナ」、所沢市の「所沢航空記念公園」をご紹介しました。

映画『検察側の罪人』は二人の検事の姿を通じて「正義とは何なのか」を問う内容となっています。

いえ、二人の姿だけではありません。登場する人物すべてに、自身の行動の大義名分があり、傍からみたら許されざることをも正義の剣を振りかざして実践に移してしまいます。

木村拓哉さんと二宮和也さん目当てで観ると、かなり重いテーマで観続けるのがしんどくなるかもしれません。

しかし、史実にあるインパール作戦を引き合いに出して現代社会に大きな問いを投げかける骨太なテーマ。大切なことを自分の頭で考えるいいきっかけになることと思います。

難しいテーマに果敢に挑んだキムタク&ニノの演技に拍手喝采。ただただ迫力に圧倒されました・・・。

重いメッセージがこめられた映画ではありますが、ぜひご覧ください。Amazonプライムビデオ他で配信されていますよ。

※参考サイト
映画『検察側の罪人』公式Webサイト

※映画『泥棒役者』。主演はジャニーズアイドルグループ「関ジャニ∞」メンバー丸山隆平さんです!
とてもコミカルな展開で、まるで舞台を見ているかのような臨場感。観終わったあとにあたたかくなる作品です。

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