今、オウンドメディアを始める意味!

初めまして、「モリスギ!」編集長のフジタです。2020年初頭から始まった新型コロナの影響は多くのサービス業を直撃し、いまだ続いています。私は、お弁当の製造販売や居酒屋、フィットネス関連など主に影響を受けたサービス業を経営している者として、今回の事でいろいろと考える機会を得ました。

それは、当たり前にあると思っていた人と人の距離や関係が遮断される事態に至ったことで、今までベースとしてきた仕事の仕方や価値観を見直さざる得なくなったこと。また逆に、そのピンチの中で日頃からお世話になっている地域の方々の応援をより強く感じることができたことです。

今回「モリスギ!」というオウンドメディアを始めるにあたり、なぜ今、私達がそれを始める事にしたのかを書かせていただきたいと思います。

1. コロナ禍が壊したもの

 

今回のコロナ禍が何となく注目され始めたのは、クルーズ船の時からでしょうか?あの時はまだ、海の上の船で起こった遠い場所の話として受け止めていた気がします。その後、北海道での感染拡大がテレビで報道されるようになり、海外からの帰国者の方々の隔離が話題となり、そこからは一気にスピードを上げて全国的な話となって緊急事態宣言に至りました。海外のようなロックダウンが日本では無いとはいえ、4月の第二週目あたりから人との接触、外出が本格的に抑制される事態となりました。私の会社では、まずフィットネスの営業を停止し、それから居酒屋の営業を停止することとなりました。

ここで起こった事を単純な言葉にすれば、まさに「ソーシャルディスタンス」、人と人の距離が必要になったことでしょうか?言うのは簡単ですが、今まで当たり前に過ごしてきた世界とは全くの別物です。特に私達サービス業にとっては、人と接しないという前提が根付くことで、できない事が増えてしまいました。

そして約2か月が経ち、県外への移動もOKとなり、多くの方が元の生活へ向けて動きだしています。しかし、私の実感では良くて7割が戻るかな~といった感じです。今回の事である一定の層は、本人 又は 家族がいままでの生活に戻ることに抵抗感を持っていたり、また気をつけながら暮らすための新しい様式を取り入れる方に向かっています。この3割くらいの方々の変化は、確実に私達の社会に影響すると思われます。

 

2. 「モリスギ!」がしたい事

 

大きな変化を感じながらも私達は日常に戻る方へ動き始めています。各サービス業の方々も人との距離に気をつけることやフェイスシールドの着用等々、様々な業種でいろいろ考えながら前に進もうとしています。そこにはコロナ禍前も後も変わらないお客様への想いを感じます。

そんな中で少しでも何か役に立ちたい、地域を盛り上げたいと考えてスタートした企画が「モリスギ!」です。飲食業という分野が自分にとっても一番取り組みやすいということもあり、例えば「地域の盛りの良いお店を取材して、お店の方の想いを聞いて紹介する」ことから始めることで何か楽しい情報発信ができないだろうか?飲食店の方々の想いをもう一度お客様に届けて地元を盛り上げることはできないだろうか?そんな話をしていた事から、この企画が始まりました。

私達がこの「モリスギ!」というメディアを通して伝えたいこと、それは今まで地域を盛り上げてきた方々の「想い」なんです。日常に戻り始めたといっても世の中には何となく不安感は残っています。次の冬はどうなるんだろう?この後の景気は?街のイベントは元に戻るの?等々、決して不安要素が全て無くなった訳ではありません。だからこそ、元気を出して皆で気持ちを盛り上げていくことが重要だと思いますし、それができるのが「想い」なのかなと!

 

3. 今、オウンドメディアを始める意味!

 

結論を言いますと、オウンドメディアを使って何がしたいの?と聞かれたら。私の答えはシンプルです。「地域の人達の役に立ちたい」という想いです。

インターネットには既に多くの情報が溢れていますし、たくさんの方々が素晴らしい情報発信をしているので今更感はあります。しかし、自分達だからこそのちょっと変わった視点で地域の魅力を発信することでお役に立てることもあるのではないでしょうか!

まずは、自分たちが生業としてきたロケ弁当配達や飲食業という視点で楽しい記事を発信できたら、また地域を盛り上げる「想い」に関わる記事が発信できたらと思っています。そして、小さな第一歩からですが、この活動が地域の方々への恩返しになり、多くのお店さんや様々な活動に関わる皆さん、そして読んでくださる方々にとって喜んでいただけるものになれば嬉しいです。

新しいオウンドメディア「モリスギ!」を是非とも宜しくお願い致します。



書いた人

関連記事一覧

nabe