UberEatsと出前館。優れているのはどっちだ!?
こんにちは。
モリスギ編集部のサチコです。
私はけっこう頼みます。
出前は新型コロナウイルス感染症で進化しました。
アプリからオンラインで注文し、玄関まで運んでくれて、しかも玄関先に置くのに、ちゃんと下にキッチンペーパーを敷いてくれるなど、衛生面もバッチリです。キッチンペーパーは配達員さんの人にもよるかもしれませんが・・・。
今回は、UberEatsと出前館はどちらが優れているか?という、在宅グルメ永遠の戦い(?)についてみていこうと思います。
なんやかんや高くなるUberEats
UberEatsはさすが外国企業だけあって、隙あらば値上げしようとしてきます。もともと、レストランの店内よりは若干高く料金設定されているのに加えて、謎のサービス料が10%。さらに、距離によって配達料も変わります。
ちなみに、UberEatsはシステムがコロコロと変わることでも知られています。インターネットのアプリサービスだからこそ、小さく実験して、ユーザーのためになると思ったら、適宜変えていくのだと思われます。でも、それだけならいいのですが、安くなることはありません。
外食は安くて美味しいが当たり前の日本に住んでいると、なかなかこのあたりが感覚的に理解できないところです。しかし、これがグローバルスタンダードなのだろうな、という感じもしてきます。
配達シェアの国産サービス出前館
そして、出前館は日本の会社で、古くからあるインターネット出前サービスです。コロナ禍においてサービスが伸びまくっており、バイク配達が特徴です。UberEatsは、自転車の人も多く、そのめちゃくちゃな道路マナーが社会問題になりつつありますが、出前館はバイクです。
だから、ガチャガチャにならないのでこぼれず、汁物やドリンク類でも気軽に頼めるという大きな魅力があります。
裏方の特徴として、ライドシェア・配達シェア的に運用しているようです。ようです、というのはこのあたりあまり明かされていないからです。ただ、配達員がひとつの店舗に専属になるのではなく、地域ごとに担当者が何名もいて、その人たちが店舗と注文者の自宅をまわっているという感じです。
バイクはジャイロキャノピー
編集部サチコは、よくピザ屋さんでピザもオーダーします。ピザやさんは3輪バイクで配達しますよね。あれはジャイロキャノピーという種類で、後ろが2輪になっているので相当な安定が見込まれ、汁物もピザの具もこぼれおちない仕様になっています。
ジャイロキャノピーはホンダの屋根付きスクーターで、ちょっと改造するとランクアップしてミニカー登録もできます。ミニカー登録すると車の免許が必要なかわりに二段階右折が不要になるなど、良いこともたくさん。
ただ、ほとんどのホンダジャイロキャノピーは、改造と言えばデリボックス部分を大きくしています。ピザならサイドメニューが揺れないように何段にもなっていたり、出前館なら汁物やドリンク類を固定できたり。
そうなると、UberEats vs 出前館は、出前館のほうに軍配があがるような気もします。
実際は“おかもち”の勝利!
UberEatsと出前館。どちらが良いとはいえません。
どちらも一長一短。UberEatsはたとえばトイレットペーパーも運んでくれることもあるし、出前館は表示よりも配達時間がはるかに早くてビックリすることもあります。
つまり、どちらも最高!という結論になります。
ただ、あえていうなら、ほんとうに最強なのは“おかもち”ではないかと思うのです。
おかもちとは、出前をのっけるシルバーの持ち運びケースであり、マルシンの出前機と組み合わせると、なんと不思議なことに、別になにもしてないのに汁物がこぼれないのです。
昭和の時代に合ったマルシンとおかもち。
昭和生まれの編集部サチコは、うっすらと覚えています。
おかもちは無敵の出前サービスで、しかも日本発祥。なぜおかもちをUberEatsも出前館もピザ屋さんも使わないのか、謎すぎます・・・。
こんなに素敵!おかもち配達
おかもちをくっつければ、もう食品をこぼすことはありません。自転車でもバイクでもくっつけられて、スムーズに運べます。
では、なぜUberEatsと出前館ではおかもちとマルシンを使わないのでしょうか?
ひとつに、“映え”があると考えられます。
おかもちは、見た目がでかくていかにも“出前”という感じなので、あまり映えないのではないでしょうか。別に配達の人たちも、仕事中の姿を写真に撮ってSNSに載せたりはしないのでしょうけれども、なんとなく「外で仕事中の自分」に昭和感があるのは避けたいと思うのが本音です。
さらに、ふたつめは、UberEats限定ですが自転車は持ち込みであること。自転車の種類は問われておらず、移動できれば良いので、自転車やバイクの後ろにくっつけるおかもちは、機動力の面から見るとやや劣ります。
そして、みっつめは、人の背中に背負わせたほうが、コスパがいいという身も蓋もない理由です。昭和のノスタルジーあふれるおかもち。日本が世界に誇るホンダジャイロキャノピー。それよりも、人が集まっているのがUberEats、つまり、結局はバッグを配り配達員の背中に背負わせて、ガシャガシャにこぼしながら運んだほうが、トータルコストは安いのです。
安さと味覚の両立を求めること。
それは誰しも希望するものです。とくに食は生活に関わっている分野ですから、どうしてもコストパフォーマンスは厳しく見られます。
おかもちの復活を求む!
実はいまでもおかもちは一部の店では使われていますよ。そば屋さんを中心に、古くからある和食系の店では、お店の前にスーパーカブが止まっているのをちらほら見かけます。
おかもちは日本が生んだ、伝統の配達器具。
おかもちを使って配達するサービスがでればいいなあと、今日も、坂道の上にあって、自転車でのぼって通うには面倒だなーという食堂のチャーハンを頼んでもぐもぐしながら、そんな妄想を繰り広げているのでした。
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